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DCD (Driving Corporate Dynamism)をリニューアル

株式会社コーチ・エィ
2025年10月7日
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組織変革を実現するエグゼクティブ・コーチング・ファーム、株式会社コーチ・エィ(東証スタンダード9339)は、次世代リーダーの開発を通じて組織開発を推進するサービスであるDCD(Driving Corporate Dynamism)の内容をリニューアルし、2025年10月7日より新しいプログラムの提供を開始いたします。

今回のリニューアルでは、「次世代リーダーの開発」「リレーショナル・リーディングによる組織変革」をコンセプトに、より体験的で実践的なプログラムへとアップデートしています。

現代の企業は、激変する市場環境やグローバル競争の中で、迅速かつ柔軟な意思決定が求められています。その一方で、多くの企業からは「リーダーが足りない」「次世代を担う人材が育たない」といった声が絶えません。

当社が2020年に実施した調査*¹によると、「今の組織において、必要なリーダーの役割を果たしている管理職が半数以上いる」と答えた人はわずか10%未満であり、残りの90%は「必要なリーダーの役割を果たしている管理職が半分にも満たない」と回答しました。さらに、経営者や管理職自身に「リーダーとしての能力に対する自己認識」を尋ねたところ、約35%が「自らのリーダーシップが不足している」と明確に認識していることが明らかになりました。

多くの企業が研修やトレーニングプログラムを通じてリーダー開発を試みているものの、それでも「リーダーが足りない」とされるのは、今求められるリーダーシップのあり方が大きく見直されているという背景も一つにあります。

リーダー像は時代とともに移り変わってきました。これまでの時代は特に、特定のスキルや経験をもとに明確な答えや正解を導くことが重視され、的確な判断で人を率いるカリスマ的なリーダー像が理想とされてきました。

しかし、現代社会は急速な変化と複雑さ、多様性に満ちており、リーダー自身も手探りで未来に向けて進まなければならず、「唯一の正解」を出すのは困難です。

このような変化が激しく正解がひとつに定まらない今の時代では、一人の力で導くリーダーではなく、人と人とのつながりを活かしながら未来を共に創れるリーダーが求められています。しかし、このようなリーダーを開発する際には、特定のスキルを学ぶ「研修」だけでは限界があります。

当社はこのような背景から、近年求められるリーダーシップのあり方として注目されている「リレーショナル・リーディング」の考えをもとに、次世代リーダーの開発を通じて組織開発を推進するサービスであるDCDをリニューアルするに至りました。



・アンケート調査回答期間:2020年9月16日~29日・アンケート対象:WEEKLY GLOBAL COACH及びHello, Coaching!読者で、企業、団体等にお勤めの方々・調査方法:WEBアンケートでの回答・アンケート回答者数:1,142名

リレーショナル・リーディングとは、社会心理学者のケネス・ガーゲン氏によって提唱されたリーダーシップのあり方で、「『関係の中』で『未来』へと関わり合いながら効果的に動いていける人々の能力」と定義されています。

リレーショナル・リーディングにはいくつかの特徴がありますが、特に重要なのは、リーダーシップを「個人の能力や資質」ではなく、「チームや組織のメンバーとの相互関係の中で発揮される力」として捉えている点です。

この捉え方においては、従来のように「リーダー」と「フォロワー」として役割が分かれるのではなく、誰もがその場の状況や関係性の中でリーダーシップを発揮する可能性を持ち、相互作用を通じて新しい意味や価値を生み出していきます。

「どのように解決するか(HOW)」だけでなく、「誰と、どのような関係性を築きながら未来を創るか(WHO)」を重視することによって、メンバー一人ひとりが「自分たちの事業を自分たちで創っている」という実感を持つことになり、その結果、組織全体が主体的に行動するようになります。

当社は、リーダーシップ開発を単なる「スキルや知識を持つ個人を育成すること」ではなく、「関係性を起点に、組織の未来に向けた変革を主体的に推進できる人材の開発」と捉えています。リーダーシップ開発の連鎖が広がることで、組織全体が活性化し、その結果として持続的な変革が可能になるという考え方です。

この考えをもとにDCDは、未来に向けて主体的に関わるリーダーを物理的に増やすことを目的に、「学習・実践・フィードバック」の繰り返しを通じ、次世代のリーダーを開発しながら、参加者も自身のリーダーシップを高められるように設計されています。

今回のリニューアルでは、「次世代リーダーの開発」「リレーショナル・リーディングによる組織変革」という2つのコンセプトを主軸に、より体験的で実践的なプログラムへと強化しています。

参加者が体系的にリレーショナル・リーディングを学ぶとともに、次世代リーダー開発へと実際に行動を移せるよう、マニュアルやオンラインプログラムを改訂するのはもちろん、効果測定の方法もアップデートしています。

コーチ・エィは、組織変革を実現するエグゼクティブ・コーチング・ファームです。

人と人との関係性に焦点をあて、システミック・コーチング™というアプローチで、組織全体の変革を支援する対話を通じた組織開発を推進しています。

1997年の創業(当時はコーチ・トゥエンティワン)以来、パイオニアとして日本におけるコーチングの普及・拡大に貢献してきました。クライアントの約8割がプライム市場に上場している大企業です。また、コーチ人材の開発にも力を入れており、今まで1万人以上のコーチを輩出してきました。

2008年にはコーチング研究所というリサーチ専門の部署を構え、世界に先駆けてエビデンス・ベーストのコーチングサービスを提供してきました。豊富なコーチング実績の分析データをもとに、コーチングに関する学術研究や成果の可視化に向けた研究に取り組んでいます。

東京のほか、ニューヨーク、上海、香港、バンコクに拠点を構え、日本企業の海外拠点はもとより、海外現地企業にもコーチングを提供しています。世界的なコーチ養成機関の草分けであるCoach Uを2019年に子会社化するなど、さらなるグローバルネットワークの拡大を図っています。

『組織変革コーチングのプロフェッショナル集団』

『WEEKLY GLOBAL COACH』

企業情報

株式会社コーチ・エィ

https://www.coacha.com/

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