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要件定義の属人化を打開する、新しいAIプラットフォーム『Acsim(アクシム)』を正式リリース

株式会社ROUTE06
2025年8月5日
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株式会社ROUTE06(本社:東京都千代田区、代表取締役:遠藤 崇史)は、要件定義の属人化や人材不足といった日本の開発現場における構造的課題に対し、生成AIによって誰でも迷わず進められる要件定義プロセスを実現する新しいAIプラットフォーム『Acsim(アクシム)』を正式にリリースしました。

『Acsim』は、構想整理、課題抽出、改善方針の提示、プロトタイプ生成、設計書の自動出力、開発稟議支援に至るまで、要件定義プロセス全体を一気通貫で支援する生成AIソリューションです。これにより、要件定義の属人性を排除し、設計における再現性とスピードの両立を実現します。

国内のITシステム開発市場は約17兆円規模にのぼり、今後も安定成長が見込まれています(※出典:矢野経済研究所「IT投資動向調査 2023」)。中でも要件定義や業務設計といった“上流工程”は2〜3割を占めるとも言われ、今後も増え続けていくことが想定され、5兆円規模以上の重要領域でありながら、いまだに属人性と非効率が色濃く残るブラックボックスとされています。

とりわけ日本企業では、業務の複雑化、技術の高度化などの背景から、要件定義の難易度が年々上昇。業務理解・技術知識・対話力といった複数のスキルが求められる一方で、それらを兼ね備えた人材は限られ、設計業務の多くがベテラン依存・属人化したままです。結果として、システム開発の内製化やDX推進の大きな障壁となっています。

現状、生成AIはコード生成やテスト支援といった実装フェーズでは急速に進展していますが、「思考」と「構造化」を伴う要件定義のような上流工程における支援はほとんど手つかずの状態にあります。

ROUTE06はこれまで、大手企業のDX推進や基幹システム刷新において、DXコンサルティング、システム開発までを一気通貫で支援してきました。そしていま、これまで人が担ってきたプロセスの中核である要件定義を、AIが再現性とスピードをもって誰でも実行可能にする「AI駆動開発」へと進化させたのが「Acsim」です。

Acsimは、ROUTE06が現場で培ってきた設計ノウハウや業務構造の知見をベースに、要件定義プロセスをAIが支援し、属人性の排除・プロセスの標準化・意思決定の高速化を同時に実現します。設計は特別なスキルを持つ人しかできないという常識を覆し、あらゆる現場に誰でも使える設計の土台を提供することを目指しています。

こうした背景から、ROUTE06は要件定義特化型AIプラットフォーム『Acsim』の正式提供を開始しました。

『Acsim』は、AIが要件定義の“思考プロセス”を支援することに重点を置いた、上流工程向けの生成AIプラットフォームです。

ユーザーが現場ヒアリングを行うと、AIが内容を構造化し、業務課題を明確化。そこから改善方針の提示、それに基づいたあるべき業務の具体化、画面・機能設計、プロトタイプ生成、設計書の自動出力までを一気通貫で実行します。これにより、関係者間での共通認識をスムーズに形成しながら、ドキュメント作成にかかる工数を大幅に削減し、人はより本質的な検討や意思決定に集中できる環境を実現します。

さらに、開発稟議に必要なROI情報も自動生成。定量的な効果指標と定性的な背景を統合し、意思決定を迅速化します。また、AIが設計者に代わって論点・観点を提示することで、未経験者でも要件定義をリードできる仕組みを提供。属人性を排除し、誰が担当しても同等品質の設計ができるプロセスをAIで実現します。

要件定義の推進者が抱える思考の負荷を支援し、検討すべき観点や構造的な整理をAIが先回りして提示することで、設計の質を高めると同時に、属人性の排除とプロセスの再現性向上を実現します。

Acsimに蓄積された構造化データやプロトタイプデータは、実装・テスト設計・仕様レビューといった後続工程にも活用可能です。プロトタイプデータによる早期の認識齟齬の解消や手戻りの防止、設計情報をもとにしたテストケースの自動生成、リリース後のマニュアル自動生成などを支援することで、開発プロセス全体の効率化と品質向上に貢献します。

Acsimには、要件定義プロセスを一貫して支援する以下の機能が搭載されています。

会話から現状業務フロー生成・課題特定を自動化

AIが会話内容を構造化し、業務の現状や課題を可視化。初期検討フェーズにおける課題整理と提案力を向上させます。

改善方針・改善計画策定をAIエージェントが支援

業務課題に対し、AIが設計観点や論点を踏まえた改善方針を提示。未経験者でも抜け漏れなく要件定義を進められるよう、思考を補完し、属人性を排除します。

本格的なプロトタイプ生成

改善方針に基づき、UIや機能のプロトタイプを自動生成。関係者との認識齟齬を未然に防ぎ、レビューや議論を加速させます。

開発稟議に必要な情報を自動生成

改善提案に対するコスト削減効果や業務効率化の定量指標をAIが計算し、定性的な背景とあわせて資料化。稟議プロセスと投資判断を迅速化します。

設計書を自動出力

業務フロー、ユースケース、画面一覧、機能一覧など、要件定義に必要な設計書を共通化された自社フォーマットで出力。ドキュメント整備の工数を大幅に削減します。

Acsimは、属人化しがちな要件定義を再現性のあるプロセスへと変革し、誰でも設計できる時代の実現を目指す生成AIプラットフォームです。構想整理から課題抽出、プロトタイプ生成、設計書の出力、稟議資料作成までを一貫して支援することで、これまで一部のベテランに依存していた設計業務の型を共通化し、スピードと品質を両立したプロセスをあらゆる現場に届けます。

2025年4月の正式リリース以降、すでに20社近くの企業で導入が進行しており、SIer、IT部門、開発チームを中心に着実な広がりを見せています。今後は、SAP、Salesforceなど国内外の様々なプラットフォームとの連携を実現し、幅広い業務領域に対応することで、開発プロセス全体の再現性・速度・品質の飛躍的向上を実現していきます。

設計領域の業界標準インフラとなり、「要件定義」領域でトップシェアを目指すとともに、全国のPM・SE約10万人(※出典:経済産業省「IT人材白書 2020」)が日常的に使うプラットフォームへと成長することを目標としています。

現在、Acsimを共に育ててくださる販売パートナー・再販代理店の募集を開始しています。

日本のシステム開発における本質的な課題に挑戦したいと考えるパートナー企業の皆さまとともに、Acsimを通じて、日本のシステム開発の在り方そのものをアップデートしていく挑戦を進めてまいります。

Acsimを軸に、すべての業務プロセスに再現性を。すべての現場に設計の力を。日本の開発現場における構造改革に挑戦してまいります。

所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F

設立:2020年1月24日

代表者:代表取締役 遠藤 崇史

事業内容:AI駆動開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング

コーポレートサイト:https://route06.com/jp

ROUTE06は、人とAIの協創によってプロダクト開発を再定義するスタートアップです。自然言語による対話と直感的なノードUIを融合したユーザー体験を軸に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」などのAI駆動開発プラットフォームを提供。設計・実装・運用の全工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績とモダンなプロダクト開発の知見を活かし、大手システムインテグレーターからスタートアップまで、すべてのプロダクトビルダーが自由にアイデアを形にできる未来を目指します。

Acsim(アクシム)は、属人化しやすい要件定義において、AIが推進者の思考を補完・強化し、誰もが要件定義ができる世界を実現する生成AIプラットフォームです。現状把握や課題抽出、改善方針提示、本格的なプロトタイプ構築、稟議支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なプロセスを一貫して支援します。生成された設計情報は構造化データとして蓄積され、実装・テストといった後続工程でも活用可能。開発全体の品質を高め、意思決定の精度とスピードを飛躍的に向上させます。

サービスサイト:https://ai.acsim.app

株式会社ROUTE06 広報担当

Email:ps-marketing@route06.co.jp

Tel:050-1741-2091

企業情報

株式会社ROUTE06

https://route06.co.jp/

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